アイゼルのオンライン英会話では、フリートークを希望される方にも勿論ご対応可能です。
このページをご覧になっている方は、以下のような疑問をお持ちなのではないでしょうか?
- 1.フリートークって言っても友人でもない人といきなり世間話をしても話題が広がらない
- 2.フリートークって、上級レベルの人じゃないと言葉が出ないし意味がないんじゃないの?
- 3.いつも単調な自分の知っている表現だけを使い回すフリートークになり、表現力が上がらない
これらの疑問について、以下でご説明させていただきます。
1.フリートークって言っても友人でもない人といきなり世間話をしても話題が広がらない
話題がないとフリートークにならない、というのはごもっともです。オンライン英会話を受ける時に、このように感じているとフリートークのモチベーションも上がらないですよね。ポイントとしては2つあります。
(1)フリートークをする目的
フリートークは、友人とのおしゃべりが目的なのではなく、英会話の力を付ける事が目的のはずです。だとすれば、必ずしも講師と共通の趣味を持っている、好きな事が共通している、等のように、純粋に日本語でも楽しめる話題のみをトピックとして扱う必要はなく、「英会話の力をつけられるトピック」であれば何でも良いわけです。「楽しむ為のフリートーク」ではなく、「英会話の力をつけられるトピック」と考えれば、少しアプローチも変えられるはずです。
政治に興味がない人が、選挙の話や、外交の話などは、なかなか出来ないと思います。では、少し思考を変えて、「政治家の~さんは、どうしてあの髪型なんだろう?髪型を変えればもっとイケメンになりそうだけど、どう思う?」という質問だと、少し話題は広げられるのではないでしょうか。「髪型」や「イケメン」、「おしゃれ」などのキーワードだととても一般的な話題になります。また、友人は価値観が近い人である事も多いと思いますが、担当の英会話講師は全く別のタイプの人間である場合、新しい価値観を知れるチャンスかもしれません。また、その新しい価値観に紐づく新しい英単語を知る事ができるチャンスかもしれません。
(2)トピックを事前に用意する
もともとおしゃべりな方、話す事が好きな方は、(1)のように、その場でどうにか話題を作りこむ事もできるかもしれませんが、そこまでおしゃべりな性格ではなく、かつ、友人でない講師との会話にはやはり話題に困る、という方は、事前にフリートークのトピックを用意する事で、レッスン内容は劇的に変化させられます。トピックを考えるのが難しければ、講師がレッスン前に色々とトピックを用意する事も可能です。必ずしも難しいテーマである必要はなく、(1)で取上げた内容や、オリンピック選手の意外と知られてないエピソード等は、ちょっと興味をそそられるかもしれませんよね。そこから生徒様の楽しめる範囲で講師が話題を広げていきます。また、フリートークは英語でやるわけですから、日本語のようにすんなり会話は進まないものですし、意外と簡単な話題で、日本語では3,4分で話が終わるような事も、英語だと1つ1つのやり取り、確認に時間がかかる事もあるので、5分、10分かかる事はよくある為、そこまで沢山のトピックがある必要もないわけです。
2.フリートークって、上級レベルの人じゃないと言葉が出ないし意味がないんじゃないの?
初心者レベル、初級レベルの人は特にこれを感じるかもしれません。ただ、フリートークで話す英語では、日本語で友人と楽しく世間話をしている時のように、「楽しく、話が途切れず、どんどん話題が展開していき、スピーディーに言葉がどんどん出てくる」という状態である必要はありません。むしろそれが出来れば英会話を習う必要はないかもしれません。
(1)初心者の方
「自分のつたない英語でもなんとか理解してもらえる!」、という発見は多くがフリートークから生まれます。そうなってくると「この言い方は通じるかな?」「これはどうだろう?」と、赤ちゃんが引き出しを閉めたり開けたりして物事の現実を確かめるような作業を増やす事ができます。特に日本人の場合、自分の持っている英単語と文法の知識である程度会話は通じてしまうという事を知らない場合が多く、この発見は、その後の発展への大きな一歩です。よく「英語を話す度胸がついた」なんて言われますが、これがそのステージですね。
※初心者に必要な学習環境では、初心者の方が意識していただきたい事をまとめておりますので、是非ご参照下さい。
(2)初心者から少し成長した方
最低限の事はなんとか言えるようになったところから、次は「英語で上手くは言えないけど、こう言いたい」と思った事を挑戦するというステージがあります。英会話レッスンではなく、外国人の友人相手であれば、こう言いたいんだけど英語で何て言ったらいいんだろう?と質問をしても、最初は答えてくれても、何度か続いたり、頻度が多くなると、めんどくさがられますし、面倒だと感じられると、その回答の精度も怪しくなります。。
ただ、オンライン英会話レッスンでの英会話講師は教える事が仕事です。「こう言いたいけど上手く言えない」という場面に遭遇すると、その英語での言い方を教えてくれますし、講師らしく、文法的な解説、発音で意識するポイント等も一緒に習えるでしょう。これが英語を話せる友人とのフリートークと英会話レッスンでのフリートークとの差です。「そんな質問はフリートークの中ではなく、レッスン前に聞きたい質問をまとめておいてレッスンの時にまとめて質問すればいい」と考える方もいらっしゃるかもしれません。それも良い質問の仕方です。
ただ、フリートークから生まれる質問というのは、自宅で1人でどんな英語の表現を習いたいかをリストアップしている時には考えられなかったようなものが出てくることはよくあります。例えば、上司の話から話題が広がり、同僚でいつも面倒な仕事を引き受けてしまう人の事について話題になった時に、「この人は押しに弱いんですよ」と講師に伝えたいと思ったとします。その時に、「押しに弱いって、、英語で何て言うんだろう?」みたいにポンっと素朴な疑問が出てくるみたいな感じですね。そして、実際のフリートークの中でこのように自分が気になって質問する内容というのは、純粋に自分という人間が強く興味関心を抱く表現である為、その質問の回答は記憶に残りやすいものです。こういった部分はフリートークから生まれる大きなメリットです。
(3)中級レベルの方
中級レベルの方は、ベースの英語がしっかりとしてきているので、英語での質問の精度が上がりますし、質問の内容もまた深いものにできます。これは更なる表現力アップに大きくつながるものですね。このレベルになれば、講師が話す英語も、よりスピード感を持たせ、使う英語もよりナチュラルになっていくので、実際の英会話のスピード感、表現を感じ学べるという事も大きな利点です。
3.いつも自分の知っている表現だけを使い回す単調なフリートークになり、表現力が上がらない
1,2でご説明した内容の中には、表現力をアップさせる考え方もあります。ただ、それでもなかなかフリートークで表現力の大きな向上には繋がっていないという方は、講師の話す英語に注目していただく事が大きなポイントです。「そんな事は言われなくても意識している」と感じる方もいるかもしれません。ただ、講師の話す英語を一言一句全て紙に書き落とし、それを時間をかけてじっくり見つめた時、本当にレッスン中に全て拾えて習得できているものばかりでしょうか?
これはとても大切な視点です。「講師が話す英語を聞き取れる事」と「その英語表現を自分が実際の会話で使えるようになっている事」とは別です。
例えば、「私に八つ当たりしないで下さいよ笑」という意味の英語として講師が「Don’t take it out on me!」と言ったとします。全ての単語がとても簡単な単語で、熟語としての意味を知らなくても、Don’tと言っている事や、on meと言っている事、更に2人が共通理解しているその文脈から、感覚的になんとなく意味を想像できてしまいますし、その意味を理解できている為、そのまま会話が進んでいきます。ただ、数か月後に、講師が冗談で生徒様に対して八つ当たりするような言いぶりをしてきた時に、「私に八つ当たりしないでくださいよ~」と英語で言い返そうと思っても、Don’t take it out on me!がすぐに出てこない、又は忘れているという事は、よくあると思います。
講師の話す英語を聞く際、意味を理解できるかどうかだけでなく、「自分がその表現を会話の中でパッと使えるかどうか」を意識して聞き、使えないと思ったものを、しっかりとノートに残したりして「自分のものにする」取り組みが大切です。
英会話初心者、初級レベルの方は、とにかく会話についていく事でいっぱいいっぱいになり、こういった視点は特にぬけがちです。会話についていくのに必死になるというのは何も悪くありません。ただ、「会話を理解する」事だけがフリートークの目的ではなく、「そこから自分の英語の表現力を上げる」という視点も持たないと、英語力全体の底上げにはつながりません。「そんな事言われても実際の英語だけの会話になったら焦っちゃうんだよ~。。」と感じている方。お気持ちはとてもよく分かります。最初からこれを完璧にできる必要はありません。少しずつ気持ちに余裕を持たせるように訓練していけば、必ず出来るようになりますし、その効果を感じていただけます。
フリートークに自信がないという方は、日本人講師のメリットもご参考になさって下さい。